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ぽけっと病児保育室

入室の多かった病気

入室の多かった病気 - 3月

2024年03月24日

今月は急性上気道炎の次にインフルエンザBの入室が多くありました。

インフルエンザBでの入室が続いています。気管支炎や中耳炎などこじらせているお子さんは多くはなく、解熱後は比較的落ち着いて過ごされています。悪化防止のためには鼻汁吸引が有効です。お預かりの際にはスタッフにて吸引させていただくこともあります。また自宅での吸引のポイントなどもお帰りの際にはお伝えできると思います。遠慮なくご相談ください。

入室の多かった病気 - 2月

2024年02月25日

急性上気道炎の次にインフルエンザが多く、溶連菌感染症や中耳炎での入室もありました。

1月まではインフルエンザA型が主でしたが、2月に入りインフルエンザB型が流行しています。A型と比べて胃腸症状(嘔吐・下痢)が多く見られます。最初のころは水分もあまり摂れず元気のないお子さんも、回復期にはすっかり元気な様子で安心します。治療や隔離期間はA型と同じになります。まだまだ流行は続きそうです。手洗い・咳エチケットは継続しましょう。

入室の多かった病気 - 1月

2024年01月24日

高熱を伴う急性上気道炎の他に、インフルエンザ、溶連菌感染症の入室が続いていました。

冬休みをはさみ、少し感染症の流行が落ち着いてきたようですが、まだまだ気の抜けない季節ですね。1月に入ってからは胃腸炎のお子さんもいらっしゃいます。家族皆でダウンしてしまうこともあるように、感染性がとても強いです。
おむつかえの後、食事の前は必ず手を石けんと流水(お湯でもOK!)でしっかり洗いましょう。

入室の多かった病気 - 12月

2023年12月25日

急性上気道炎の他に、感染性胃腸炎と溶連菌感染症の入室もありました。

インフルエンザはまだ多くお預かりしていますが、溶連菌感染症が例年になく流行しています。溶連菌感染症ではのどの痛みが強く、発熱が1-2日間続きます。のどが痛い時は水分やゼリー系飲料など、のどごしがよさそうなものを本人と相談しながら食べてもらっています。どのようなものなら食べられそうか、お迎えの際のご相談も受け付けています!

入室の多かった病気 - 11月

2023年11月23日

高熱や咳を伴う急性上気道炎が多く、インフルエンザの入室も続いていました。

インフルエンザに罹患されたお子様の預かりが多い状況が続いています。回復期に咳や鼻水が多くなり眠れなくなることもあるので、保育室では吸入や吸引をしたり、体を横にするときは少し体を斜めに(頭を上に)したりするなど、症状が少しでも軽くなるようなお手伝いをしています。自宅でのケアについての質問はお迎えの際に遠慮なくお尋ねください!

入室の多かった病気 - 10月

2023年10月25日

インフルエンザとアデノウィルスでの入室が多くありました。

外来ではインフルエンザが流行していますが、アデノウイルスも病児保育室では多くお預かりしています。いずれも高熱が出ますが、食欲がない場合は水分を中心に摂っていただき、熱でつらそうなときは少しの時間でも楽に過ごせるように解熱剤を使用することがあ ります。うってかわって回復期はとても元気になるので、連続してお預かりしている時はお子さんの回復を感じて私たちもほっとしています。

入室の多かった病気 - 9月

2023年09月24日

急性上気道炎が多く、他にインフルエンザ、手足口病での入室もありました。

インフルエンザが流行期に入りました。約1-4日の潜伏期間ののちに、突然の高熱、だるさなどの症状が現れます。インフルエンザ抗原検査は発熱まもないと正しい結果が得られないこともありますが、病児保育室では感染状態を確認し、感染対策を行っていくために、インフルエンザや新型コロナウイルス感染が確定していない方に関して、発熱まもない状況であっても入室前に抗原検査を行います。ご了承ください。

入室の多かった病気 - 8月

2023年08月24日

急性上気道炎が多く、他に急性気管支炎での入室もありました。

上気道炎(熱・咳の風邪)のお子さんが多くいらっしゃいます。上気道炎はこじらせると気管支炎や肺炎、中耳炎になります。呼吸が荒い、耳を痛がる、熱が3-4日以上続く、が主な症状です。血液検査結果などによっては抗菌剤を処方します。処方された抗菌剤は症状がよくなっても最後まで飲みきり、次回受診の予定があれば必ず受診しましょう。

入室の多かった病気 - 7月

2023年07月24日

急性上気道炎とRSウイルスの他に、ヘルパンギーナも増えてきました。

ヘルパンギーナが大流行しています。のどの奥に口内炎のようなものができ、非常に痛いのが特徴です。熱は2-3日で下がりますが、痛みが引いて食事が摂れるようになる時期は、お子さんによってそれぞれです。今回のお弁当特集にもありましたが、やわらかな麺類やおかずなどを中心に、少しでも食べられるよう応援できるといいですね。

入室の多かった病気 - 6月

2023年06月23日

咳込みの激しい急性上気道炎の入室が多く見受けられました。他に、喘息性気管支炎、RSでの入室もありました。

咳込みが強く、熱が1週間近く続くような風邪が流行し、5月下旬から6月にかけて外来・病児保育室とも満員の状況が続きご迷惑をおかけしています。
病児保育室では呼吸が荒い場合は吸入を行い、吸引をしっかりし、少しでも症状が楽になるようお手伝いしています。
咳は痰をしっかり出すためにとても大事です。夜間眠りにくい時は体を起こし、水分を取らせてしっかり咳をさせましょう。
肩で息をしている、せき込んで水分もとれない場合は救急受診も考えましょう。

入室の多かった病気 - 5月

2023年05月24日

急性上気道炎・感染性胃腸炎・中耳炎が多く、結膜炎での入室もありました。

発熱・結膜炎を引き起こすアデノウイルスが流行してきました。
残念ながら特効薬はないため、水分摂取や安静などの対処療法が基本です。
結膜炎によってめやに(眼脂)が多く、目の周りの皮膚が荒れてしまうかもしれません。
めやには濡れたティッシュなどでふき取り、点眼が処方されていれば使用しましょう。
また、感染性が強いため、タオルの共用は避け、周囲の大人はお子さんをケアした手で自分の目をこすらないように気をつけましょう。

入室の多かった病気 - 4月

2023年04月24日

急性上気道炎が多く、中耳炎での入室もありました。

保育園や幼稚園、学校が始まりました。
集団にはいり、感染の機会も増えていることでしょう。
急性上気道炎とはいわゆる風邪のことです。
鼻水が続くと中耳炎を引き起こしやすくなります。
保育室でも鼻水の吸引を行いますが、おうちでも鼻水をこまめにきれいにしてあげると楽になります。
詳しくは、保育室だよりをご覧ください!

3月の感染症情報

2023年03月24日

急性上気道炎の他に、インフルエンザでの入室が続いています。

東京都のインフルエンザの流行について以下のページから見ることができます。ご参照ください。
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/flu/
例年に比べると高いピークはないまま落ち着いてきそうですね。
これも新型コロナウイルス感染症で手洗いマスクなどの感染対策が身についているからなのでしょうね。

2月の感染症情報

2023年02月24日

今月は、胃腸症状を伴うインフルエンザでの入室がありました。

インフルエンザが本格的に流行してきました。
1月は感染対策、治療方法や登園の基準についてお伝えしました。
今回は症状と検査のタイミングについてお伝えします。
約1-4日の潜伏期間ののちに、高熱、喉の痛みや頭痛、だるさなどの症状が現れます。発熱は3-4日続くことが多く、一旦解熱した後に数日後に再び発熱して自然に解熱するという、2峰性の経過をたどることがあります。
インフルエンザの診断は症状や問診などから総合的に行うため、必ずしも検査が必須ではありませんが、発熱後12時間以内の検査では、正しい結果が得られないことがあります。

1月の感染症情報

2023年01月24日

急性上気道炎の入室が多く、インフルエンザの入室もありました。

主な感染経路は、咳やくしゃみなどに含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」で、そのほか、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
感染対策は新型コロナ感染の対策同様に、マスクと手洗いです。
症状は、ウイルスが体に侵入して1〜3日ののちに発熱や咳、頭痛などが見られます。
治療は対症療法(安静と栄養補給など)が中心ですが、状況により抗ウイルス薬を使用することもあります。
登園や登校に関しては基準が設けられており、『発症日を0日として、発症後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあつては、3日)を経過するまで。』です。
バランスの良い食事と元気に体を動かし免疫力を高めて、この冬を乗りきりましょう。

12月の感染症情報

2022年12月23日

先月より、急性上気道炎と感染性胃腸炎の入室が続いています。

感染性胃腸炎では、嘔吐、下痢、発熱などがみられます。
嘔吐のピークはおおむね6〜12時間で、徐々に落ち着きます。
下痢は4〜7日間続くことが多く、2週間続くこともあります。
発熱はあっても1〜2日程度です。
胃腸炎では脱水を予防することが大切ですが、吐き気が強い時は1〜2時間お腹を休めてから飲ませ始めましょう。
経口補水液など(お茶やお水ばかりは避けましょう)を小さじスプーン1杯程度から5〜10分ごとに飲ませるようにします。

11月の感染症情報

2022年11月24日

急性上気道炎の入室が多く、他に感染性胃腸炎や気管支炎での入室もありました。

今回は感染対策としての部屋の温度と湿度についてお話しします。
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス、風邪症候群の原因ウイルスなど呼吸器症状を引き起こすウイルスは乾燥と低温に強く、湿潤と高温に弱いため、日本では、気温が下がって乾燥する冬に流行しやすくなります。
冬の有効なウイルス対策としては、暖房と加湿器などを使って室内の気温と湿度を上げウイルスの生存しにくい環境をつくることです。目安として室温18度以上、湿度50〜60%を保つよう心がけるとよいでしょう。

10月の感染症情報

2022年10月24日

急性上気道炎の入室が多く、他にRSウイルスの入室もありました。

手足口病などの夏風邪のウイルスが去り、最近では鼻汁や咳やゼーゼーなど引き起こすウイルスが流行っています。
乳児ではRSウイルス、幼児ではヒトメタニューモウイルスに注意が必要です。
他のウイルスでも同じような症状が起こりますが、原因がどんなウイルスであっても、お子様の呼吸が荒い、咳込みがひどいときは、早めに受診するようにしましょう。

9月の感染症情報

2022年09月23日

先月に引き続き、上気道炎と手足口病の入室が多く、他にアデノウィルスによる胃腸炎の入室もありました。

先月に引き続き手足口病が流行しておりますが、ピークを超えてきています。
その一方で、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなどが原因となる気管支炎やゼーゼーする患者さんが外来では増えている印象です。
咳がひどい、ゼーゼーしている時は早めにご相談ください。

8月の感染症情報

2022年08月25日

今月は、上気道炎と手足口病の入室が多くありました。

手足口病は口の中、手、足を中心に水疱性の発疹が見られる病気です。
一般的には軽症で、特別な治療は必要としません。
口の中の痛みから食事が取りにくくなるため、柔らかめの食事を心がけてください。
発疹は1−2週間で消失しますが、おおよそ1か月間は便にウイルスが排泄されるためしばらくはオムツ交換時の手洗いを徹底しましょう。
また頭痛や嘔吐、発熱が続く場合にご自宅で頑張りすぎずに、ぜひ早めに受診するようにしてください。

7月の感染症情報

2022年07月22日

今月は、急性上気道炎の入室が多く、感染性胃腸炎の他に、RS感染症の入室がありました。

RSウイルス感染症は、乳幼児などの小さなお子様では咳の悪化やゼーゼー、ヒューヒューなどの下気道症状がみられます。
呼吸が荒い、咳き込みがひどいときは、お子様の背中や胸にご自身の耳を当ててゼーゼー音がするか確認してください。
ゼーゼーしている時は病院を受診をする様にしましょう。

6月の感染症情報

2022年06月24日

今月は、急性上気道炎と感染性胃腸炎の他に、アデノウィルス感染症での入室がありました。

アデノウイルスにはたくさんの型があり、引き起こす病気も様々です。
上気道炎(風邪)、肺炎、扁桃炎、咽頭結膜熱(プール 熱)、流行性角結膜炎(はやり目)、胃腸炎などがあります。プール熱は症状がなくなって丸2日(約1週間)、はやり目は症状がなくなるまで(約2週間)は登園/登校禁止になります。

5月の感染症情報

2022年05月25日

今月は胃腸炎の入室が続いており、上気道炎と気管支炎の入室もありました。

今回は嘔吐や下痢の家庭でのケアの方法についてお話します。
どんなものを飲むもの?:体に吸収されやすいように水分・糖分・塩分が調整されているOS−1やアクアライトなどがおすすめです。糖分を含まないお茶やお水では低血糖になることがあるので注意しましょう。
いつから飲み始める?:嘔吐直後や嘔気が強いときは無理やり飲ませようとすると吐いてしまうことがありますので、嘔気や嘔吐がある程度おさまったと思ったらなるべく早く飲み始めましょう。
どのように飲ませるの?:5〜20mlなど少量ずつを5〜10分おきに与えるなど様子をみながら与えてください。子どもたちはたくさん飲みたがってしまうので、コップに1回量を入れて与える方がよいでしょう。
がんばって飲ませていただいても嘔吐や下痢がひどいと脱水が進むことがありますので、尿が少ない、涙がでない、ぐったりしているなどの症状がありましたら必ず受診してください。

4月の感染症情報

2022年04月24日

今月は上気道炎の他、下痢症状での入室がありました。

4月から集団保育が始まり、お子様が風邪ばかりひいていると感じている保護者の方々も多いと思います。
北欧の研究では、集団保育の開始と同時に風邪を引き始め、2か月頃が最も風邪を引きやすく(ひと月あたりの風邪症状の日数が多く)、4か月頃から徐々に減って6-9か月頃には落ち着くという結果でした。
子ども達は、様々なウイルスに出会い 戦い 免疫を獲得していくことで風邪を引きにくい体になります。
保護者の方もお子様も 今が大変な時期ですが、病児保育や診療などを通して皆様のサポートができればと思います。

3月の感染症情報

2022年03月28日

今月は発熱の他、主に咳や鼻水症状のみでの 急性上気道炎の入室がありました。

スギ花粉が飛ぶ時期の鼻水は風邪なのか花粉症なのか区別がつきにくいこともあります。
スギ花粉症は、スギ花粉と体の中のスギIgE抗体がくっつき アレルギー反応がおこり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状がみられる病気です。
スギIgE抗体をもっているかどうかは、アレルギー体質の有無や年齢によって異なります。
0~1歳でスギIgE抗体を持っているお子さんほとんどおらずアレルギー体質があるお子さんでは、2~5歳頃に増え約6割のお子さんがスギIgE抗体を持っています。
一方でアレルギー体質のないお子さんは、幼児期後半から学童にかけて徐々に増え、思春期で約5割弱のお子さんがこの抗体を持っていると言われています。
スギ花粉が飛ぶこの時期の2歳未満のお子さんの鼻水の原因は、花粉症より風邪の可能性が高いかもしれません。

2月の感染症情報

2022年02月25日

今月は感染性胃腸炎での入室希望が集中し、とくに嘔吐症状を伴う胃腸炎の入室が多くありました。

今月は「しもやけ」についてのお話です。
しもやけは、寒冷の刺激により血行障害が起こり、皮膚が赤くなったり、腫れたり、かゆくなったり、時に水ぶくれになることがあります。
血行が悪くなりやすい場所である手足の指先、耳たぶ、頬、鼻などに症状がみられ、子どもに多い病気です。治療は、ビタミンE入りの軟膏や血行改善の軟膏などが使われます。
しもやけには予防が最も重要です。今年しもやけになったお子さんは、冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当て、帽子などの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。

1月の感染症情報

2022年01月26日

今月は、急性上気道炎の入室が多くあり、胃腸炎での入室も続いています。

新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡がっています。
家庭内での感染拡大を防ぐために、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
東京都では家庭内の感染予防策についてまとめたハンドブックを作成しています。
以下リンクからダウンロード可能です。

新型コロナウイルス感染症 自宅療養者向けハンドブック(東京都)

ハンドブック内に記載されていることを一つ一つを丁寧に行うことでご家族や周囲の人に感染が広がることを防ぐことができます。
新型コロナ感染の有無にかかわらず、皆様ぜひご一読ください。

12月の感染症情報

2021年12月24日

今月は 感染性胃腸炎や 急性上気道炎の入室が多くあり、ヘルパンギーナでの入室も続いています。

外来では、アデノウイルス感染症のお子さんも散見されます。
アデノウイルスには60種類以上のタイプが知られており呼吸器、目、腸管、泌尿器などに感染して様々な症状を引き起こします。
扁桃腺炎や咽頭結膜熱などの呼吸器への感染では39度前後の高熱が4~5日間続くことがあります。
アデノウイルスに効く薬はなく、水分摂取や安静などの対症療法が基本です。
飛沫や便を介して感染するため、手洗いや消毒を行い感染予防に努めましょう。

11月の感染症情報

2021年11月25日

今月は上気道炎の他、手足口病やヘルパンギーナでの入室が多くありました。

先月ほどではありませんが、手足口病やヘルパンギーナのお子さんはまだ散見されています。
外来では胃腸炎のお子さんが増えている印象です。
感染を広げないために嘔吐物やうんちを処理したあとはしっかり手洗いをしましょう。
また汚染場所を、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤や薄めた家庭用塩素系漂白剤で拭き取りその後水拭きしましょう。
(薄めた家庭用塩素系漂白剤の作り方:水 500mlに小さじ1/2杯=2.5ml程度の塩素系漂白剤を入れる)
ペットボトルを利用する場合は、誤飲しないよう必ず漂白剤入りであることを記載してくださいね。

10月の感染症情報

2021年10月25日

今月に入ってから胃腸炎での入室は落ち着き、急性上気道炎での入室が多くありました。

発熱と口の中に水疱(水ぶくれ)ができるヘルパンギーナや、口の中の他に手のひらや足のうら、膝や肘やおしりなどに小さな水ぶくれのような発疹ができる手足口病が流行っています。
手足口病では発熱は必発ではありません。どちらもエンテロウイルス属のウイルス感染によりおこります。
唾液などの飛沫接触感染でうつりますが、これらのウイルスは便の中にも排泄されるため、排泄物を処理したあとは手洗いしっかり行い便からの接触感染を防ぎましょう。

9月の感染症情報

2021年09月24日

今月は急性上気道炎の入室が多く、他に胃腸炎やRSウィルスでの入室もありました。

RSウイルスや胃腸炎のお子さんの入室はありましたが流行のピークは越えた印象です。
新型コロナウイルスの波も落ち着きつつありますが、低年齢児の感染も散見されておりますので病児保育室でも引き続き感染対策に努めてまいります。

8月の感染症情報

2021年08月24日

今月は中耳炎を伴う上気道炎の他、RSウイルス感染症での入室がありました。

7-8月とRSウイルス感染に伴う気管支炎や中耳炎が多かったのですが、少し落ち着いてきてきた印象です。
多くのウイルス感染は飛沫接触感染です。引き続きマスク、手洗いを続けましょう。

7月の感染症情報

2021年07月25日

今月はRSウイルス感染症での入室が多く、他にアデノウイルスや上気道炎での入室もありました。

先月同様にRSウイルスが流行しています。
今回はRSウイルス感染症の経過についてお話します。
鼻水や咳、発熱などの上気道症状で発症し、7割のお子さんは数日で症状は軽快していきますが、乳幼児では2~3日後に咳の悪化やゼーゼー、ヒューヒューなどの下気道症状がみられるようになります。
症状のピークは発症してから3~5日目頃で、一連の症状が落ち着くまでには通常7~12日間を要します。

6月の感染症情報

2021年06月25日

今月はRSウイルス感染症での入室が多く、他に上気道炎や胃腸炎での入室もありました。

RSウイルスは、年齢を問わず風邪などの症状を引き起こすウイルスです。2歳以上のお子さんは 「鼻風邪」で終わることが多いのですが、低年齢ほど気管支炎や肺炎など重症化することがあるため注意が必要です。
今年は全国的にRSウイルスが急増しています。これは昨年は新型コロナウイルスの対策に伴ってRSウイルスの感染が広がらなかった結果、2歳未満の多くの子どもたちが免疫を持っていないことが影響しているようです。

5月の感染症情報

2021年05月25日

今月は扁桃腺炎や急性上気道炎の他、ノロウィルスでの入室がありました。

胃腸炎は細菌やウイルスなどが口から体に入ることによって下痢や嘔吐、ときに発熱などの症状をきたす病気です。冬から春にかけてはノロウイルスやロタウイルスが、夏には病原菌大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター菌などの原因菌が多く見られます。
根本的な治療はなく、脱水の予防が中心になります。
また感染予防には、手洗いの徹底や汚染された衣類などの次亜塩素酸消毒剤による消毒が大切です。

4月の感染症情報

2021年04月23日

今月は発熱や上気道炎の症状の他、胃腸炎・皮膚炎での入室がありました。

風邪や上気道炎、新型コロナウイルスを含め、くしゃみに含まれる唾液や鼻水などでうつる感染症の予防は、手洗いやマスクが一番の対策です。
小さなお子様の感染対策は難しいところがありますが、可能な範囲で感染拡大の防止に努めましょう。

3月の感染症情報

2021年03月25日

今月は上気道炎と胃腸炎の入室がありました。

お子さんがウイルス性胃腸炎に感染した際に、ご兄弟や保護者の方が感染してしまうことがあります。
便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれていますので、可能であれば使い捨て手袋やマスクをして汚物の処理をするようにしましょう。

2月の感染症情報

2021年02月26日

今月は感染性胃腸炎の他、上気道炎や おたふく疑いでの入室がありました。

おたふくかぜの主な症状は、唾液腺の腫れと痛み、発熱です。
唾液腺の腫れは、1~3日がピークで、1週間程度で良くなります。
軽い病気と思われがちですが、難聴、精巣炎や卵巣炎、膵炎、髄膜炎などがあります。
おたふくかぜワクチンの効果ですが、1回の定期接種の国では発症者が88%減少し、2回の定期接種で99%減少というデータがあります。
日本では任意接種のワクチンですが、ぜひ2回をお勧めします。

1月の感染症情報

2021年01月25日

今月は急性上気道炎の他、胃腸炎と、とびひの入室もありました。

「とびひ」は、虫刺され、すり傷、かき傷、湿しんなどからバイ菌が皮膚に入り込むことで起こる病気です。
夏に見られることが多い病気ですが、冬でも時々みられます。
子どものお肌は乾燥しやすく、その乾燥肌を放っておくとかゆみがでて、かき壊した 皮膚からバイ菌が入りこんで「とびひ」になることがあります。予防のために、1日2 回全身(顔も含む)に保湿剤をたっぷり塗って乾燥肌を防ぎましょう。

12月の感染症情報

2020年12月25日

今月は、アデノウイルス感染症の他、急性上気道炎、下痢症の入室もありました。

アデノウイルスには60種類以上のタイプが知られており、様々な病気を引き起こします。
中でも扁桃腺の腫れと目の充血を起こす咽頭結膜熱は39度前後の高熱が4~5日間続くことがあります。
残念ながらアデノウイルスに効く薬はなく、水分摂取や安静などの対症療法が基本です。
飛沫や糞便を介して感染するため、手洗いや消毒を行い感染予防に努めましょう。

11月の感染症情報

2020年11月25日

今月は急性上気道炎の他、喘息性気管支炎の入室もありました。

鼻汁や咳のあるお子さんが増えています。
鼻汁や咳の他に、息をするときにヒューヒュー、ゼーゼーしていないか、肩を動かしながらの呼吸やお腹をペコペコさせて呼吸をしていないかなども観察してみましょう。
普段と違う呼吸をしている時は早めの受診するようにしましょう。

10月の感染症情報

2020年10月26日

今月は、急性上気道炎の他、感染性胃腸炎の入室もありました。

鼻水や咳のかぜのお子さんが増えてきました。
風邪がきっかけでぜん息発作(ヒューヒューやゼイゼイ)を起こしているお子さんもいます。
いざというときにお子さんの呼吸の変化に気づけるように、日頃からお子さんの呼吸の様子を観察しておきましょう。

9月の感染症情報

2020年09月24日

今月は、発熱・急性上気道炎の他、アデノウイルス感染症の入室がありました。

アデノウイルスは咳やくしゃみによる飛沫感染や手などを介する接触感染でうつります。
のど、目、消化管など様々なところに感染して症状をおこし、ときに高熱が3~5日程度続くことがあります。
アデノウイルスに有効なお薬がありませんので、脱水にならないように適切な水分補給と体力回復のために睡眠が大切です。
また食事は柔らかめののどごしの良い物を心がけましょう。

8月の感染症情報

2020年08月24日

今月は 感染性胃腸炎、溶連菌感染症での入室がありました。

胃腸炎はいわゆるお腹の風邪で、嘔吐や下痢がみられます。
お茶や水などではなく、塩分や糖分などが含まれる飲み物を少量から飲ませてあげましょう。

7月の感染症情報

2020年07月30日

保育室での病児の預かりを再開しております。
再開後から今月まで、急性上気道炎での入室が多く、感染性胃腸炎での入室もありました。

急性上気道炎とはいわゆる風邪のことで、保育園や幼稚園、学校が始まり徐々に風邪のお子さんが増えてきました。
風邪の原因はほとんどがウイルスであるため、抗菌薬の効果はなく自分の免疫力で治す病気です。
無理はせず、栄養や睡眠をたっぷりとり体力回復に努めましょう。

4月の感染症情報

2020年04月25日

4月からは、新型コロナ流行による緊急事態宣言を受け、立川市の指示により病児保育室は休室しております。

こども達の声が聞けずとてもさみしいですが、今はみんなで stay home を心がけましょう。

病児保育室再開の目途がたちましたら、メールマガジン・ホームページにてお知らせいたします。
なお、更新は随時受け付けておりますので、郵送もしくはFAX:042-536-3370をご活用ください。
その他お問合せは、ぽけっと病児保育室メール: pocket@saiwaikodomo.jp にお願いいたします。

3月の感染症情報

2020年03月25日

今月は、新型コロナウイルスの施設内感染対策のため、確定診断された方の利用に限られていましたが、感染性胃腸炎、ヒトメタニューモウイルス、インフルエンザ、アデノウイルスでの入室がありました。

新型コロナウイルスを含め、飛沫感染や接触感染でうつる感染症の予防は、普段から行って頂いている手洗い・うがいが一番の対策です。それに加えてマスクをする、咳エチケットを行うなどして流行の拡大の防止に努めましょう。

2月の感染症情報

2020年02月25日

今月は急性上気道炎の他、感染性胃腸炎での入室が多く、インフルエンザの入室もありました。

胃腸炎の時は吐物や便から次々とうつります。小さいお子さんがうつって嘔吐下痢がひどくなると脱水症になりやすいため、こまめな水分補給につとめましょう。

1月の感染症情報

2020年01月27日

今月はインフルエンザが多く、他には上気道炎や下痢症での入室がありました。

インフルエンザウイルスの感染症が増えてきています。かかった人の咳やくしゃみで感染が広がってしまうので、普段から咳やくしゃみをするときにはティッシュやハンカチで口、鼻を覆う、マスクをする、といった咳エチケットを守り、しっかり手洗い、うがいをして、うつしたりうつったりするのを防ぎましょう。

12月の感染症情報

2019年12月24日

今月は上旬まで手足口病での入室が多くありました。また、気管支炎や胃腸炎症状のあるお子さんが入室しています。

胃腸炎症状とは嘔吐や下痢、腹痛が主で、熱は出る場合も出ない場合もあります。ウイルスが原因であることが多いですが、便の検査でわかるものは多くありません。感染力が高いので、吐物や便の処理には気をつけて頂いて、手洗いや消毒で感染予防に努めましょう。

11月の感染症情報

2019年11月27日

今月は急性上気道炎の他、ノロウイルス性胃腸炎等の嘔吐下痢の症状での入室が多くありました。

急性上気道炎はいわゆる風邪のことで、発熱、鼻汁、咳などの症状がでます。原因の9割以上はウイルスのため、抗菌薬は有効ではありません。栄養と休息をしっかりとって、体力回復に努めることが一番の治療です。

10月の感染症情報

2019年10月26日

今月は中耳炎を伴う急性上気道炎の他、喘息性気管支炎や水ぼうそうでの入室がありました。

喘息性気管支炎はゼーゼーして、苦しくて眠れなくなる場合があります。気管支喘息の時の吸入で改善される事が多いですが、少し良くなって全力で遊ぶとまたぶり返してしまうため、安静が一番です。

9月の感染症情報

2019年09月25日

今月は急性上気道炎の他、喘息性気管支炎やRSウイルス感染症の入室が多くありました。

RSウイルスはゼーゼーする風邪のウイルスで、冬にかけて流行します。1歳未満のお子さんがかかると特に呼吸状態が悪くなることがあるので、注意が必要です。

8月の感染症情報

2019年08月27日

今月は結膜炎や中耳炎を伴う急性上気道炎、急性気管支炎のお子さんの入室がありました。

お風邪の時に鼻汁が多くてつまってくると、中耳炎を引き起こしやすくなります。 お家でもこまめにお鼻を綺麗にしてあげられるとより良いですね。

7月の感染症情報

2019年07月30日

7月は急性上気道炎の他、アデノウイルス感染症や手足口病・ヘルパンギーナの入室が多くありました。

手足口病やヘルパンギーナは夏に流行するウイルスの風邪で、喉に水疱ができて痛いため、よだれが増えたり食事が取れなくなることがあります。発疹が残っていても、熱が下がって食事が取れるようになったら、登園は可能です。

6月の感染症情報

2019年06月24日

今月は急性上気道炎や気管支炎のお子さんの他に、扁桃炎や胃腸炎のお子さんの入 室がありました。

胃腸炎は嘔吐や下痢が主な症状で、原因の種類によっては熱が出る場合もあります。
概ね2-3日で症状は落ち着いてきますが、長引いて脱水になる場合は点滴が必要になる事もあり、下痢が続く時などは登園を見合わせる場合もあります。
ウイルス性の場合は感染力が強いため、手洗いなどの感染予防が重要です。

5月の感染症情報

2019年05月24日

急性上気道炎のお子さんの他に、急性気管支炎や胃腸炎のお子さんの入室がありました。

これから夏にかけてアデノウイルスの流行が予測されます。たくさんの型があり、 引き起こす病気も様々です。上気道炎(風邪)、肺炎、扁桃炎、咽頭結膜熱(プール 熱)、流行性角結膜炎(はやり目)、胃腸炎などがあります。プール熱は症状がなく なって丸2日(約1週間)、はやり目は症状がなくなるまで(約2週間)は登園/登校禁止になります。

4月の感染症情報

2019年04月25日

急性上気道炎のお子さんがほとんどですが、ヒトメタニューモウイルス感染症やロタウイルス性腸炎のお子さんの入室もありました。

ヒトメタニューモウイルス感染症では、年長児や大人にとっては風邪症状の咳や鼻汁がでる程度です。乳児や肺/心臓に病気をもつ子どもたちの場合は重症化することもあります。特効薬はないため、クリニックでは症状の程度を評価し(酸素が必要なほど苦しそうか、点滴が必要なほど飲食できていないか)、問題なければ鼻汁吸引などの対症療法を行うことが中心になる病気です。

3月の感染症情報

2019年03月25日

今月は、急性上気道炎の他に胃腸炎の入室が多く、ロタウイルス胃腸炎のお子さんもいました。

胃腸炎が少し増えてきていて、原因としてロタウイルスも少し増えています。ただ、ロタウイルスワクチンが導入されてからは、ロタウイルス胃腸炎を発症する子どもたちが減ってきて、発症しても入院になるような子どもたちは減ってきています。

2月の感染症情報

2019年02月20日

インフルエンザでの入室がほとんどで、中には中耳炎を併発しているお子さんもいました。

中耳炎には、3歳までに8割以上の子どもたちが1回はなるといわれています。
インフルエンザの診断でも、熱がなかなか下がらないときには中耳炎も併発してないかチェックしてもらうようにしましょう。

1月の感染症情報

2019年01月26日

先月から引き続き、インフルエンザでのお子さんの入室が多いです。

インフルエンザウイルスの感染症が増えてきています。かかった人の咳やくしゃみで感染が広がってしまうので、普段から咳やくしゃみをするときにはティッシュで口、鼻を覆う、マスクをする、肘ブロック(ティッシュやマスクがないとっさの時に肘で口、鼻を覆う)といった咳エチケットを守りましょう。

12月の感染症情報

2018年12月26日

今月は急性上気道炎の他、感染性胃腸炎や喘息性気管支炎のお子さんの入室が多くありました。

胃腸炎が増えています。嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が全て出ることもあれば、どれかだけの症状のこともあります。胃腸炎、感染性胃腸炎、ウイルス性腸炎、いろいろな表現で病名を言われるかもしれませんが、どれも同じ病気で、吐物や便からうつります。

11月の感染症情報

2018年11月20日

今月は急性上気道炎のお子さんが多く入室しました。また、感染性胃腸炎や嘔吐症のお子さんも数名いました。

急性上気道炎とは風邪のことで、発熱、鼻汁、咳、咽頭痛などの症状があります。9割以上はウイルスが原因であるため、抗生剤は効きません。水分、栄養、睡眠をできるだけとり、自分の体力回復に努めて治します。クリニックでは、抗生剤が必要な状況(中耳炎、肺炎、副鼻腔炎、溶連菌感染症)を否定できれば、”念のため”の抗生剤は出さずに症状を和らげるお薬のみを出しています。そうすると、抗生剤が必要な状況になってしまった時に、きちんと効きます。

10月の感染症情報

2018年10月26日

今月は急性上気道炎の他、気管支喘息や溶連菌のお子さんの入室がありました。

溶連菌感染症の症状は発熱、咽頭痛、体の発疹などです。合併症を防ぐため、抗菌薬を10日間きちんと飲みきる必要がありますが、内服開始して24時間たっていれば登園/登校は可能です。

9月の感染症情報

2018年09月25日

今月は急性上気道炎の他、喘息性気管支炎やRSウイルス感染症のお子さんの入室が多くありました。
また、百日咳疑いの入室もありました。

最近小学校や学童などで百日咳がでており、それを防ぐには就学前(5~6歳)の3種混合ワクチンの追加接種が有効です。詳しくはクリニックのスタッフにお尋ねください。

8月の感染症情報

2018年08月27日

今月は急性上気道炎の他、ヘルパンギーナや胃腸炎症状のお子さんの入室が多くありました。

手足口病は、出席停止期間はないので、園の決まり等がなければ、丸1日熱がなく、飲食できていれば登園/登校して大丈夫です。

7月の感染症情報

2018年07月28日

今月は上気道炎の他、ヘルパンギーナや急性気管支炎のお子さんの入室が多くありました。

ヘルパンギーナは夏にはやる風邪で、喉に水疱ができて痛いのが特徴です。 自然に治りますが、飲食できない時は痛み止めを使うことがあります。登園/登校禁止期間などはありません。

6月の感染症情報

2018年06月26日

今月は急性上気道炎と感染性胃腸炎のお子さんが多く入室しました。突発性発疹症や溶連菌のお子さんも数名いました。

突発性発疹では、高熱が3~6日続いたあと解熱と同時におなかや背中に赤い発しんが出てきます。発熱時には軽度の咳や下痢を伴うことがあり、解熱してからかなり不機嫌なことがあります。登園禁止などはありませんので個別の状況次第ですが、概ね丸1日熱がなければ翌日から登園は可能です。